各世代の保障額は、一体幾ら位必要なのか、妥当なのか、これを売り手側でない野中幸市が解説します。




独身男性・・・・・・・・入院保険のみで良いでしょう。付け加えて特約に三大疾病を付加しておくと更に良いです。保障は終身保障が望ましいです。
独身男性に、死亡保険の契約を勧める外交員や代理店が少なくありません。そういった外交員からの契約はしないことです。入院日額はできる限り1万円。




独身女性・・・・・・・・独身男性と同じです。特約も上記と同じものを。 



夫、妻の二人暮しの場合・・・・・・・・この場合、住まいが賃貸か、持ち家(住宅ローン支払い中含む)か、職業は会社員か、自営業か等によって保障額が
違ってきます。また、どのくらいの生活レベルを夫婦二人でしていたか、また夫が亡くなっても、どのくらいの贅沢をしたいのか、そのレベルによって死亡保険額も
違ってきます。信頼できる保険の相談相手に家庭の事情をお話して、妥当な保障額を求める必要があります。もし子供を持たない時期に、夫が亡くなった場合、
妻のその後の必要生活額は、遺族年金を除いて000万円前後それ以上の額のお金が必要になってきますが、しかし妻がその後再婚するということも考えられま
すし、妻は働きに出来かもしれません。*本来は5000万円では足りませんが5000万円というまとまった資金はその後も運用が可能となってきます。

ですのでどのくらいの生活レベルをその後も保ちたいかによって、一概に幾ら生活額が生涯必要かはいえないことになります。しかしながら、目安として5000万円
前後ただ、ひとついえることは、生きている時の入院保険です。夫に入院日額1万円、妻にも入院日額1万円は欲しいものです。保障期間は終身保障のもの。
連続入院はテレビコマーシャルにあるような格安に見せている連続入院60日が限度のものでなく、少なくとも連続入院120日限度のもので、通算入院730日タイプ
のものを選択するべきでしょう。何故入院日額1万円も必要かといえば、特に入院は若い時よりも年取ってから入院する確率が高くなります。

その場合中期長期の入院になりがちで、かつ年取った時、医療保険に契約若い時から、既に20、30年近く経過しています。その時の貨幣価値、物価を考えてみ
てください。先進的な高度医療に伴い入院費(コスト)が高くなっています。 20、30年の1万円の価値は、現在の5千円の価値もないという推測が出来ます。です
ので、入院日額5千円の契約では将来に不安です。何のために終身保障の入院保険に契約するのか、考えてみてください。また、独身男性と同じように三大疾病
の特約を100万円から300万円の保障額で契約されると良いでしょう。

入院保険等は保険会社、共済会社含め50社近くが販売しています。当会が現時点で勧められる入院保険としているのは、50社中1社の入院保険のみです。残りの
49社は、結果的に損する確率が高いということが分析して判明しています。また死亡保険単品商品として勧められる保険会社は、現時点で3社のみです。




夫、妻、子供の家庭の場合・・・・・・・・・夫、妻の入院保険については上記と同じです。ここに子供が加わると、子供を大学卒業するまで夫には元気に働
いてもらわないといけません。子供の大学卒業までの夫に掛ける死亡保障額と、年金がもらえる65歳までの死亡保障額が必要になってきます。その必要額は、
上記と同じように持ち家か、賃貸か、職業は会社員か、自営業か、生活レベルをどのくらいで保ちたいのかによっても違ってきます。これも保険について信頼できる
相談相手を見つけて話してみてください。相談は面談することもなく、専門家であればメールでのやり取りで適切な保障額は見出せます。





///////////////////各世代の共通点として言えること


独身、夫妻子家庭に関係なく、老後を安定的に暮らして行くために、早めに貯蓄計画をしていくべきです。
少ないお金でも小金が積もれば、何千万円にもなって行きます。また運用するところも出来る限り若い時から
投資していくと良いでしょう。少なくとも今保険会社、銀行、証券会社が販売している個人定額年金、変額年金には投資するべきではありません。
また、個人年金商品でも、2パーセント利率保証とか、3パーセント保証でも長期の契約ですので投資する側としては得とはいえません。
もっと効率良い運用期間を探すか、現金をこつこつ貯めていくことが望ましいです。






先頭に戻る